過渡期と言われているサッカー女子日本代表

女子サッカー

サッカー女子日本代表はまず2011年のFIFA-W杯ドイツ大会優勝に始まり、2012年にはロンドンオリンピック準優勝、2015年にはFIFA-W杯カナダ大会準優勝という成績を残しています。どうしてもこの過去の栄光と現在の戦況とが比較されてしまうところがあります。そして澤穂希さんが2015年で現役を引退してしまうと、サッカー女子日本代表は過渡期を迎えていると言われるようになりました。

しかし現日本代表監督の高倉麻子さんが、当時率いていたU17W杯とU20W杯でそれぞれ優勝、準優勝、3位になった時に活躍していた若手たち、その育成年代の選手たちをフル代表にも採用、昇格させてくるかなと思われます。大会全ての最優秀選手にも選ばれたMF杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)とMF長野風花(浦和レッズレディース)あたりの選手たちです。

今後、過渡期だからこそおもしろい、そう思わせてくれるような試合運びを期待したいですね。現に2018年4月のアジア杯連覇はついに新生なでしこが復活への狼煙を上げたように思いました。泥臭い戦いでオーストラリアに勝利し、見事2019年フランスW杯出場権を獲得しました。

リオオリンピックアジア最終予選敗退後、契約終了などに伴い、なでしこリーグ1部の試合が放映されなくなるなどメディアでの露出が減り、さすがに人気も低迷したかに思われましたが、今季から再びそのなでしこリーグ1部の試合がリーグ公式サイトで無料配信されるようになっています。そして2020年には東京オリンピックも控えていて今後注目度も高まっていくはずです。人々の興味と応援を糧に、新生なでしこの今後の活躍に期待していきたいと思います。